上海Vivo City怡丰城屋上ガーデン

上海Vivo City怡丰城屋上ガーデン

開発がすすむ上海の七宝エリアにシンガポール系デベロッパーのMapletreeによってオフィスビル7棟、延床32.4万m2のビジネスセンターが誕生した。Vivo Cityはこのビジネスセンター開発の一部としてつくられ、シンガポールのVivoCityに続いて上海のファミリー層に対して新たなライフスタイルを提供する大型の商業施設である。
1.0haの屋上ガーデンにおいては近郊に住む若いファミリーを対象に、都市と菜園をはじめとしたエコライフの融合と遊び・憩い空間の創出が求められた。本作品では、イベント広場、遊び場、休憩テラス、菜園の機能を配置しながら商業施設がもつ賑わいと緑とオープンエアーの気持ちよさを感じられる4つの庭をデザインした。

 

4つの異なる庭は、暫時的に高さの変わる建築外壁に合わせて、内部空間を包み込むようにテラス状に重ね、それぞれのアクティビティを緩やかに分節しながらお互いの興味を引き出せるような空間構成とした。庭をテラス状に重ねることで、単調になりがちな屋上に地形を与え、屋外のみならず、室内や吹き抜けの縦動線から、より緑の潤いを感じられるよう、3Dモデルによるシミュレーションを重ね、効果的なテラスの重なりを導き出している。

 

中央の芝生広場では、ビジネスセンター全体の受け空間として、高層階からの見下ろしを配慮した広大なヴォイド空間を創出した。暫時的に勾配の変わる2つの芝生の斜面では、大中小様々なイベントが開催可能であり、日常時にはファミリー層をはじめとした憩いの空間を提供している。
建築外装のモチーフである”魚籠”の中の魚のように、みずみずしく生き生きとしたアクティビティを生み出す屋上ガーデンとなることを目指した。

基本情報

名称:上海Vivo City怡丰城屋上ガーデン
所在地:中華人民共和国上海市
設計面積:8,500m2
竣工:2017.5
主要用途:商業施設
デザイナー:長濱伸貴、石田真実