大連万科桜花園住宅販売センター

大連万科桜花園住宅販売センター

サクラを通して表現する“おもてなし”の空間

 

中国有数の桜の名所の側での住宅開発を象徴する、サクラをテーマにした住宅販売センターのランドスケープデザインで。ここでは、サクラの持つきめ細やかさと大胆さを携えたおもてなしの空間を目指した。市街地から離れた新しい場所が、自慢できる新しい居住地として、夢を掻き立てられるような場所とすることが求められた。

 

側を流れる川を挟んだ対岸からのアイキャッチとなる建築を象徴的に扱うことが求められたため、敷地に入った途端に建築のシルエットが美しく水盤に映り込む風景を作った。その水盤はサクラの花びらのように凹凸と分節の集合体となっており、そこに映し込まれる風景は、大胆なスケールの大きな風景ときめ細やかで小さい風景を同時に映し込む。また冬期の水を抜いた際にも、水盤につけた凹凸が彫刻として鑑賞できることを狙った。

 

植栽計画においては、開発中の周囲の騒々しさを緩衝するため、周囲には常緑樹にてバッファゾーンを設け、それに対して中心部には芝生とサクラのみのシンプルな構成とし、敷地に入った途端に住宅開発後の別世界に導けるように工夫した。サクラのほかにも花木や低木類にて四季の彩りを与え、通年にわたるセールス活動をサポートしている。

 

この地で新しい生活を始めようとする人々に、大連の自然の美しさとサクラの名所である街に住む誇りを、与えられる空間となっていることを願いたい。

基本情報

名称:大連万科桜花園住宅販売センター
所在地:中華人民共和国遼寧省大連市
敷地面積:7,600m2
外構面積:7,000m2
竣工:2012.7
主要用途:住宅販売センター
デザイナー:忽那裕樹、石田真実