恋人の聖地・淡路サービスエリア「ハートライトゲート」

恋人の聖地・淡路サービスエリア「ハートライトゲート」

淡路サービスエリア内に設置された、モニュメントと遊歩道のデザインである。本プロジェクトは、NPO法人地域活性化支援センターが全国で展開する、「恋人の聖地」プロジェクトの一つとして整備された。「恋人の聖地」プロジェクトとは、恋人たちにふさわしいモニュメント等を整備することで新たな観光スポットの創出を行うとともに、地域活性化・少子化対策に繋げ、併せて利用者サービスの向上にも貢献する事業である。

瀬戸内海の“光の風景”を全体コンセプトとして、明石海峡大橋の雄大な風景を切り取るゲート型のモニュメントを提案。モニュメントの天井からハートの形をした光が降り注ぎ、遊歩道では木漏れ日やイルミネーションの光に包まれる。異なる光の演出が時間や季節と共に移ろう風景を生み出し、「恋人の聖地」と呼ぶにふさわしい、訪れた恋人たちの記憶に残る場所となっている。「ハートライトゲート」と命名されたこのモニュメントは、瀬戸内の素晴らしいロケーションが見渡せる丘の上にたたずみ、海と空の輝きを併せ持つ瀬戸内の光を最大限に活かした、魅力的な空間を形成している。

モニュメントへと続く遊歩道の両側には広がる芝生にサルスベリの林を仕立て、最も来客の多い夏の時期に華やぎを演出するシンプルな植栽計画とした。また、白い園路に落ちる木漏れ日、イルミネーションによる夜間の光の演出と、時間によって異なる光の風景を生み出している。

遊歩道を抜けると、明石海峡大橋と瀬戸内の風景をバックにゲート型のモニュメントが見えてくる。このモニュメントのデザインは、恋人の聖地にふさわしい形態であると共に瀬戸内の雄大な風景を活かすことが求められた。幅5.6m、高さ2.5mのモニュメントはゲート型とすることで、明石海峡大橋の雄大な風景を切り取るピクチャーフレームとなっている。また、天井にサイズの異なるハート形の穴をちりばめることで、フロアやゲート側面にハートの形をした光が落ちる仕掛けを施した。南中時には無数のハート形の光が、恋人たちや白いフロアに降り注ぎ、訪れる人々を楽しませている。

基本情報

名称:恋人の聖地・淡路サービスエリア「ハートライトゲート」
所在地:兵庫県淡路市岩屋 淡路SA上り内
敷地面積:600㎡
モニュメントサイズ:W4000×L5600×H2500
竣工:2010.11
デザイナー:長濱伸貴、石原康宏